全国のあまロスの皆様へ。BトレからNHK連続テレビ小説「あまちゃん」に登場した車両が発売された。
バンダイから2014年3月21日にBトレインショーティー北三陸鉄道36形(標準色/お座敷車両)が発売となった。車両のラッピングのデフォルメデザイン、パッケージや取説、ステッカーのデザインを弊社で制作させていただいている。
「あまちゃん」のオープニングや劇中にたびたび登場する北三陸鉄道リアス線。実在の鉄道、三陸鉄道“北”リアス線の36形を使用して撮影されており、その白い標準色モデルと、ユイちゃんアキちゃんが車内ライブを行ったお座敷車両「さんりく しおさい」がセットになった商品だ。
青い車体のお座敷車両は実車のイメージを損なわずに、いかに車体のイラストをBトレサイズに短くデフォルメするか神経を使った。潮騒のメモリーズにイラスト共々、最新のインクジェット技術で美しく再現されている。また「あまちゃん」で登場したヘッドマーク等のステッカーも付属する。
パッケージは表と裏に「あまちゃん」のシーンを再現したジオラマで袖が浜を発車する標準色と海辺を走るお座敷車両の両方が楽しめるデザインになっている。
そして同時発売となった三陸鉄道36形(キット、ずっと号/キット、ずっと2号)。こちらも弊社でデザインを担当。チョコレート菓子の「キットカット」のネスレ日本が中心となった「キット、ずっとプロジェクト」により桜のラッピングが施された車両。左の白ベースの初代と昨年から走り始めた右の第2弾の2両がセットとなっている。きれいなピンクの花びらがインクジェットで再現されている。
さらに同時発売の三陸鉄道36形(青塗装/赤塗装)。通常のボックスシートからリクライニングシートになり、外観も標準色のアナグラムともいうべきか、赤ベースと青ベースのものが制作された。車両カラーに合わせたパッケージデザインは表と裏で別商品に見える程だが、ともに背景には三陸の海をモチーフにしたイラストをちりばめている。
この商品には青塗装・赤塗装の2両の他に標準色の前面・側面・スカートパーツと非冷房の屋根パーツが付属しているので非冷房バージョンに仕立てる事も可能、三陸鉄道開業当時の雰囲気を味わう事もできる。
さて、模型を撮影するにあたって「あまちゃん」にちなんだものは何かないかと探した所・・・
同じクドカン脚本、出演陣もかなりかぶる「マンハッタンラブストーリー」赤羽さんのJAPONタクシー(赤い女サイン入り)を作ったものがあった、、、まだ僕が学生だった頃ミニカーを塗り替えて朱戸にプレゼントしたものを借りて一緒に撮影してみた。塗りは荒いし、スケールは違えどなんとしっくりくるものか。
さて、最後に僕個人の話になるが、三陸の大学に通う妹にはJRで盛駅まで着くと車で迎えにきてもらってしまい、三陸鉄道(南リアス線であるが)にはついに乗る事がなかったのを後悔している。それこそ大吉さんには「これがモータリゼーションの実情よ」とぼやかれてしまうかもしれないが、今日は模型で机の上から三陸鉄道に思いを馳せたいと思う。震災から3年、まもなく全線運行再開となる。
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