2013年10月11~13日に幕張メッセで開催された全日本模型ホビーショーレポート、前回の北斗星編に続きその2、今回はガールズ&パンツァー編である。
昨年10月から放送されていたアニメ、ガールズ&パンツァーに登場した鹿島臨海鉄道の車両にラッピングを施した列車と、その戦車のBトレが製品化される。こちらの商品のデザインワークスをほぼ全て弊社で担当させていただいている。
空前の大ヒットと言ってもいいこの作品、知らない方に3行で説明すると
茨城県大洗町を舞台とした
WWⅡ時代の戦車で戦う武道「戦車道」を
たしなむ女子高生達
の物語を描いたアニメである。
舞台となった大洗町にはファンがたくさん訪れ(聖地巡礼し)多大な経済効果をもたらしていることは新聞記事やニュースでご存知の方も多いだろう。
ガルパン効果だ 大洗に10万人 - 社会ニュース : nikkansports.com
そんななか舞台となった大洗町を走る鹿島臨海鉄道ではガールズ&パンツァーのキャラクターをラッピングした列車を運行している。
こちらがその実車である。(大洗駅にて撮影)この車両のBトレが今回商品化となった。
ラッピングのない標準色の車両と、特殊印刷でラッピングを再現した車両、そして主人公らの乗るドイツのⅣ号戦車もセットとなっている。全てNゲージサイズだ。別売りの走行台車を取り付けることでアニメ劇中のように戦車がチキ風の貨車に載せられ鹿島臨海鉄道6000形に牽引されるシーンが再現できる。
こちらのパッケージデザインも僕が制作している。その他北斗星同様取説やステッカーの他、車両のカラーリング(ラッピングのBトレ化にあたってのデフォルメ等)のデザインも僕が制作したものとなっている。
また会場で配られたBトレインショーティのカタログ小冊子の表4、裏表紙のガルパンのページのデザインも担当させていただいた。こちらのカタログ、鹿島臨海鉄道の大洗駅でも配られているという。また、このカタログやパッケージのデザインをベースとした吊り広告がラッピング列車内の全ての吊り広告をジャックして掲示されている。実際に乗車してみてはいかがだろうか。
ガールズ&パンツァーBトレ関連のレポートは以上であるが、ホビーショーの会場には自衛隊の実車両も展示されていた。
96式装輪装甲車、通称クーガー。
偵察用オートバイ、kawasakiのKLX250。どちらも僕の住む御殿場では見慣れたものだが、顔に迫力ある傷跡の残る隊員さんに聞いたところ栃木の即応部隊の方々ということだった。
今回のレポートはガルパンと自衛隊車両と、ミリタリー色の強いものとなったが、次回その3はその他のBトレ作品と現在鋭意制作中のもののレポートをしたい。
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