
自分が解説書を手がけた商品、プラモデル「宇宙兄弟1/10 ムッタ&アポEVAセット」の制作を開始した。

カッターマット、30°黒刃NTカッター、それに鏡面仕上げストレート刃のプロテックニッパーも用意した。ニッパーとしては多少値は張るがカッターによる手直しをほとんど必要としないその切断面の綺麗さは特筆出来るものだ。
しんかい6500に続き2作目となるが、内容に自信はあってもやはり自分が作った解説書を見ながらプラモデルの組み立てはちょっとした緊張感も伴う。

今日はとりあえず頭部ヘルメットが組み上がった。ここで次の写真と見比べてもらいたい。今回のプラモデルとほぼ同じ仕様の宇宙服の実物である。

これはJAXA 筑波宇宙センターの宇宙飛行士訓練棟に展示されているもので、漫画「宇宙兄弟」の作中でムッタやせりかが展示ガラスに顔を押し付けてヘルメットに自分の顔を写そうとした宇宙服そのものだ。

アニメ版「宇宙兄弟」では背景もこの場所がほぼ完璧に再現されていた。
施設見学ツアーの「宇宙飛行士コース」ではこの宇宙服を実際に見ることができる。もちろん僕もムッタと同じポーズで展示ガラスに自分の顔を押し付けてみた事は言うまでもない。どう見えたかはせりかの父にならい、みなさんも実際に見学してやってみてはいかがだろうか。
ここでバンダイExploring Lab.シリーズ第1弾の「1/10 ISS船外活動用宇宙服 」と比較してみたい。

ヘルメット上部のヘッドセットの形状がずいぶんと違うのがおわかりだろうか。右がISS(国際宇宙ステーション)で運用されている仕様の宇宙服を再現した「1/10 ISS船外活動用宇宙服 」、左がISS建設前のスペースシャトルのみで実験等を行っていた時代の宇宙服の仕様を再現した「宇宙兄弟1/10 ムッタ&アポEVAセット」である。
毛利さんや向井さんが宇宙に行った時代のものと言えばわかりやすいだろうか。新規パーツを多用してバリエーションとしても楽しめるようになっているのだ。
今後、この宇宙兄弟のプラモデルを制作するにあたっていろいろアイデアはあるのだが、とりあえずはストレートに組んで行きたいと思っている。
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