高速道路のフォント作家が亡くなった事によって新東名などの新しい路線からは、Macにデフォルトで入っているヒラギノが採用されたというのでレプリカを作ってみた。残念ながら英字フォントはジャストのものがなく、近しいものを使った。

さて先週、ゴールデンウィークの中日の5/1に静岡のバンダイホビーセンター(ガンプラの工場)に打ち合わせに呼ばれていたので、開通したばかりの新東名を使ってみた。
東名御殿場インターの先の御殿場JCTから新東名に入る。その走り心地だが、恐ろしくスムーズだ。カーブだけでなく、坂の角度も限りなくゆるく、燃費にもとても良さそうだ。
しかし心配されたスピードは全く出ない。3車線の敷地を2車線にした暫定開業部分がほとんどで、ゴールデンウィークの中日といっても平日でトラックが多く、リミッターの効いた遅いトラックが追い越し車線を塞ぐことがままあり、そのへんの走りにくさは東名と何も変わらない。

交通量はそれほどでもないのだが、サービスエリアに入るにはかなりの渋滞があった。皆早さを求めてよりも記念走行や体験走行が多いのだろう。余裕を持って打ち合わせに向かったとはいえ、駐車できるまで30分近くかかってしまった。

震災以降静岡県の要請で早期開業に漕ぎ着けた新東名であるが、帰りに寄った清水PAにもこの立て看板があった。

海岸沿いを走る事の多い東名とは異なり、なるほど駿河湾沼津SAの高台からの眺めで頷ける。
結局終始70~80km/hであいかわらずの燃費走りし、SAでの渋滞も含めてホビーセンターには2時間以上かかってしまった。8時までたっぷり打ち合わせをし、帰りも新東名を使ったのだが、ここからが恐怖の始まりだった。
僕は打ち合わせでお茶をすこしばかり飲み過ぎていた。清水PAでトイレ休憩したので大丈夫だと思って次の駿河湾沼津SAはスルーしたのだが、そこから再び尿意を感じはじめて来た。しかし設計最高速度140km/hといわれる新東名、PA/SAの数が少なく間隔が長いのだ。もはや飛ばす事もできない。振動が膀胱をゆさぶるのだ。車内ではいろんな覚悟までしたのだが、なんとか家にたどり着き大人の尊厳は守る事ができた。
戦慄の新東名。皆さんも是非、お茶の飲み過ぎには気をつけ、こまめな休憩を心がけていただきたい。