事務所に黒い箱が届いていた。

相棒に買って来ておいてと頼んでいたものである。

こういったものの外箱が黒というのはなんともオシャレだ。

中身はPantone Formula Guide。

彩色指定などをする時に必要なデザイナー必須アイテムの色見本である。
以前
妹の携帯のフタの色をあわせる時に使用したあれである。ソフトバンクのPANTONE携帯のお陰でPANTONEの名前だけが先行している感があるが、それもそのはず、実際PANTONEは文具などで近年グッズ販売/提携に力を入れブランド構築しているようだ。(PANTONEの折り畳み自転車まで出ているし。)

今回フォーミュラガイドの購入に至ったのは、家と事務所両方に持っていたいのと、以前から持っていたものはずいぶんと古く、色見本なので色褪せなどもだんだん心配になってきていたからだ。
しかしただの紙に色がついたものではなく、国際基準の色見本なので結構値段もするものなのだ。
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パントンフォーミュラガイド/2冊組(コート紙、上質紙)GP1301
以前のものとの変更点はつやありのSolid CoatedとSolid Uncoatedが2冊に分かれた事。そしてもうひとつが

色の並び方がパントーンの番号順ではなく、近似色で束ねられている点だ。確かに今までのものは同じような色が2カ所に分散していたが、今回のはきれいなグラデーションになっている。
しかし以前の番号順でだいたい覚えてしまっていた僕は慣れる事ができるだろうか。指定された番号から色見本を探す逆引き的なこと(色指定を受ける工場側として)は難しくなってしまったが、似た色の中からベストな色を探し出して指定すること(デザイナーが色指定する際)には有利になっているはずだ。
カラフルな色見本は見ているだけでも楽しいものだが、新しいPantone。実践投入して使い勝手を検証したい。