前回のエントリー、「
バンダイ1/48「しんかい6500」制作 墨入れ・デカール編」から続く
以前から「しんかい6500」を制作中のプログラマー氏のために探していたものがあった。
バンダイが出しているガンダムマーカーのガンダムメッキシルバー。これは僕のものである。
しかしどこに行ってもメッキシルバーがない。ヨドバシにもハンズにも模型専門店にもだ。試しに田舎のおもちゃ屋さんにも行ってみたがガンダムマーカーの取り扱いがあってもやっぱりメッキシルバーだけがなかった。
プログラマー氏宅へ向かう途中、目黒本町のかなりひなびた模型屋さんで突撃してみた。店主によると原価が高騰してガンダムメッキシルバーは廃盤になってしまったとのこと。そのかわりにMr.カラーからメッキシルバーNEXTなる成分の同じエアブラシ用のものが発売になったという。
ということでガンダムメッキシルバーの¥300に比べて¥945という破格の(確かに原価割れするわけだ)Mr.カラースーパーメタリックメッキシルバーNEXTと筆を買ってプログラマー氏の元へ向かった。
そしてこの「しんかい6500」の同期ピンガーと呼ばれるこのパーツを塗ろうというわけだ。
実機では船体後方の尾翼手前にある、船体の位置を母船に知らせるための音響装置である。この同期ピンガーをガードするための金属パーツを電撃ホビーマガジンやモデルアートの作例ではモールドを削り取り、真鍮線などで新たに制作していた。
リアルではあるのだがモールドを生かしてもう少し簡易にディテールアップしたいもの。そこでメッキシルバーをこのモールド部分に塗ってみる。
しかしエアブラシ用の塗料のためか、少し粘度がゆるく毛細管現象もおきてどうしても筆塗りでははみ出してしまう。そこで少し大胆に塗ってから爪楊枝ではみ出た塗料をこそぎ取る方法をとった。
塗料用薄め液などで最終的にもう少しきれいにできるだろうが、どうだろうかこの質感。
ザラメに見えてしまう普通のシルバーとは全く違う光沢感はまさに金属だ。
吊り揚げ金物も塗ってみた。金属の輝きがモデルに強いアクセントを与えてくれることは間違いないだろう。
¥945と少々値が張るがモデルの画竜点睛に非常にお薦めだ。
さて発売直後から始まったプログラマー氏の「しんかい6500」の制作も佳境に入って来た。彼の家に遊びに行く度に少しずつアドバイスして手伝っているので進行はずいぶんとゆっくりとしてしまったが、もう間もなく完成した姿を皆さんに見せられるのではないだろうか。
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Exploring Lab. 1/48 しんかい6500