ニュースになった昨日の今日、あの特別編成にたまたま遭遇しました。

ニュースはこちら↓
小田急ドラえもん電車、ラッピング中止---東京都条例に抵触
1編成しかないし、9/30にはラッピング終了してしまうのに普段ほとんど小田急を使わない僕が遭遇したのはすごい確率かも。
さて、議論はいろいろあると思いますが・・・
・これが広告にあたるのか。
・そもそもの都条例の是非。
あたりが大きな論点かと。

いわゆるラッピングバスなんかよりセンスよく見えるのは気のせいでしょうか。それと文字、コピー等もありません。(文字の有無は屋外広告物かどうかには関係ありませんが)
ドアがどこでもドアになっているところのアイデアもみるところがあります。

キャラクターを巨大に表現しちゃったりしてないのがいい。
いったいどんな条例に引っかかったのかと調べるとこちらにその条例の解説が。
東京都屋外広告美術協同組合・屋外広告の基礎知識
そのなかにあるリンクで詳細はこちらに
東京都「屋外広告物のしおり」
どうも電車は広告は総面積の1/10以下にしないといけないし、主な目的は景観保護ということらしい。
読み込むと東海道新幹線沿線の車窓に映る広告の禁止などちょっとわかるなぁというところも。
せっかく外国から観光に来てSHINKANSENに乗ってFUJIYAMAみたら周りが広告だらけだったなんてうんざりだもんね。
ただ、もともと
ドラえもん海底列車


という前例もあったわけで他にも
旭山動物園号とか
鬼太郎列車やら
きかんしゃトーマス号やら
忍者列車、果ては
けいおん!まで。
あれ?西武鉄道は銀河鉄道ラッピングしてなかったっけ?あれも東京都乗り入れしてるよね。
リンク↓
2009年5月1日(金)より 西武線に松本零士さんがデザインした
銀河鉄道999のデザイン電車が走り出します。
そもそも論としてはこれらが景観美観を損ねているかってとこ。
前例には賛否両論あるものもありそうですが、デザイナー視点で見ると今回のドラえもん列車は他車よりデザインの質が抜きん出てているように見えます。
ただ一歩車内に入ると藤子・F・不二雄ミュージアムの広告一色。この感じがだめだったのかな?
最後の締めはこの1枚

ピンぼけ見切れ撃沈御免。
規制するっていうのはなかなか難しいものだし、不可解なところもあるけれど、せっかくの良質なアイデアを活かせる寛容な社会であってほしいなと常々思っています。