本日の朝日新聞の1面記事、「大卒2割 進路未定」から。

やばい、芸術・スポーツ科学がダントツワースト1じゃないか
ええ、もともとそういうもんです(笑)僕が行っていた芸大建築科も卒業時はだいたいこんな感じでした。院に行かないと就職はままならず、半数以上が院に。まともに就活して就職したのは学年15人の中で僕だけだったと思います(建築ではなくおもちゃ会社への転身でしたがw)。
気にかかるのは芸術とスポーツ科学がひとくくりにされている点。最初に1年通った筑波大学を思い出します。
筑波大学では学部学科の名前が独特だったのですが、その中でも芸術は芸術専門学群、略して「ゲーセン」、体育が体育専門学群で「タイセン」、医学が医学専門学群で「イセン」と呼ばれていました。
それで筑波では「三大バカ」と卑下される存在が「ゲーセン」「タイセン」「スイセン」でしたw
「スイセン」は推薦入試枠入学者のことでこの3者は2次試験を学科で受けてない人たちなのです。芸術は絵で試験ですし、体育も実技試験ですもん。もちろん「イセン」はこの仲間ではありません。
しかしこの筑波三大バカが鋭いのは最後に「推薦」が入っている事です。最近AO推薦入学者(一芸で慶応にとかのアレ)が就活で企業に人気がないとか。僕世代のAO推薦入学者が中堅社員になってあんまりいい評価されてないのかな?鋭かったなぁ「三大バカ」はと今になって思います。
それでも少子化の昨今、AO入試は学生確保の方法として増える一方。どうなっちゃうんだろ。
それはさておき進路未定トップの芸術系ですが僕の芸大の同級生はというと最初はふらふらしててもなんだかんだと個人事務所で働くようになったり、僕のように独立したりして皆元気にやっているようなので結局は実力次第なのかなと思います。
そしてなんと弊社にも就職希望のメールがデザイン専門学校の子から今年初めて来ました。ごめんなさいね、弊社は今年採用予定はないんです。改めて人を増やせるくらい仕事がんばりたいなと思いました。