ひとつヨコハマ鉄道模型フェスタ2011レポートで忘れていたものがありました。トミーテックのバスコレクションの走行システムの動画を撮影しましたのでお送りいたします。
これは地面の下の金属をマグネットで拾いながら電池で走行するシステムのようです。1/150とは思えないですよね。ちゃんとコーナーではハンドルもきれています。
以前から人型ロボットの世界では「不気味の谷」というのが指摘されています。不気味の谷とはロボットがどんどん人間に近づいてリアルになっていくにつれて、ある一定のレベルから先が気味が悪くなってくることを言います。さらにもっともっとリアルになって人間かロボットか区別が難しくなるレベルになると解消されると言われているものです。
このバスも、もはやその不気味の谷に入っている気がします。人の操作を介在せずに勝手にハンドルをきっていく様は気味が悪いとしかいいようのないレベルに達していると思いました。
ちょっと参考に不気味の谷に入ってしまったロボットたちの動画をせっかくなのでご紹介。
産業技術総合研究所が2009年に開発した日本人女性型ロボット「HRP-4C 未夢(ミーム)」
未夢とかいう名前はどうなのとかはおいといて、美術系側から言わせてもらえばロボット研究者はもっとデッサンを勉強して美術解剖学という分野があることを知ってほしいとか、あとは漫画が表情をどうサンプリングして簡略化して表現しているかの勉強がきっと役に立つと思うんだけどな。これがまさしく「不気味の谷」。
次はアメリカのBoston Dynamicsとジェット推進研究所、ハーバード大学が2005年に開発した四足歩行ロボット、「Big Dog」
荒廃した市街地戦や自動車の入れない地域を想定した輸送兵器です。こちらはもう動物の頭がついていないことのほうが信じられないほど動物的な動きをします。こんなのが追っかけてきたらと思うとゾッとします。
最後にBig Dog Beta
こちらは不気味の谷でもなんでもありません(笑)
さて、今回ご紹介したバスコレ走行システム基本セットAは2月発売予定が1ヶ月ずれて3月発売になったようです。税込み¥8190!これを高いとみるか安いとみるか。
あ、2月が3月になったっていうのは中国の旧正月前に間に合わなかったんですね、、、がんばってくださいトミーテックさん。同じ業界なので心が少し痛みました。