さてさてiPhoneアプリ次回作「ropes!」はまだまだ審査中なのですが、
今回も前回に引き続きイラスト講座です。
前回ペンイレした軽トラをスキャナーで読み込みます。

後々の印刷媒体などでも耐えうるように解像度は350dpiです。
この350dpiというのは一般的なオフセット印刷が175dpiのためモアレを防ぐ意味もあり、その2倍ほどの解像度にしておくのがDTPの基本になります。よくフォトショップの解像度「高」で十分と思われますが、300dpiなのでこれでは足りないんですねぇ。。。
さて、このスキャン画像を画像補正していきます。線をはっきり立たせて、紙の影や汚れやムラを目立たなくするために明るさ・コントラストで、明るさを上げたうえでコントラストも強調すると上の画像のようになります。
この画像を色域選択や自動選択で線を選択範囲にし、フォトショップで線に色をつけます。今回はオレンジにしてみました。

さらに車体の色をのせていきます。車体は水色にしてみました。色の狙いがわかってくるかな?
荷台部分とキャブで水色の濃さが違いますが、これは空気遠近法を意識しています。空気遠近法とはより遠くのものが空気を通してみると薄く、青くなって行く現象を再現した遠近法のことです。ここではキャブを濃い水色にすることで手前に引き立たせています。

そのほか固有色をのせて行きます。軽トラですがこのオレンジと水色の配色、そうですレーシングシーンではおなじみの
ガルフカラーのイメージです(笑)

水色の郷愁というか昭和を感じさせる軽トラも、線の色ひとつでポップな感じの演出ができるんですね。そういえば今日着ているジャージのカラーイメージもほとんど一緒でした。カラーコーディネイトとしては定石でもありますが、つまり好きなんですね、この色の感じが。

さてさて、この軽トラがこのあとどのような感じでiPhoneアプリのゲームに登場するかは、また次回をお楽しみ!
追伸:一部のブラウザで画像が表示されないようになっていたようですね。修正いたしました。